今回は京都市左京区にある安楽寺です。
通常は非公開のお寺ですが、春と秋と鹿ヶ谷かぼちゃ供養の日は特別公開されます。

※前年の拝観記録のため、開花情報・色づき具合などの最新情報は必ずお確かめください

前回の霊鑑寺の石段の前を

左に進みます。
5分も歩かないうちに

安楽寺の前までやってきました。
石段を登った所に見えているのは

1892年に再建された茅葺きの山門です。
山門をくぐりすぐ左側で拝観受付を行ないます。

拝観受付を終え、すぐ左に曲がるとくさの地蔵堂があります。
ここにはくさの地蔵が祀られていますが

この地蔵堂の前には鹿ヶ谷かぼちゃをモチーフとした童地蔵が鎮座しています。
鹿ヶ谷かぼちゃとはこの辺りでのみ栽培されているかぼちゃで、形はピーマンのように真ん中がくびれていて大きさはピーマンの倍ぐらいはあります。
毎年7月25日には『鹿ヶ谷かぼちゃ供養』として、炊きあげられたかぼちゃが振舞われます。

このくさの地蔵堂の近くにある手水者はハート形になっています♡

本堂の前にはヤエコウバイという梅が咲いていました。
そして奥に見えるのが

安楽寺の本堂です。
本堂には阿弥陀如来立像などが祀られています。
安楽時の創建年などは不明ですが、鎌倉時代のはじめのころに遡ります。

法然上人のお弟子さんである住蓮と安楽という僧侶が京都・東山の辺りを歩いていました。
その時に見た白い鹿が突然姿を消し霊告を感じたので、現在の安楽寺がある所からさらに山の中に入った所に専修念仏の道場として鹿ヶ谷草庵を建てました。

その後は荒廃と再興を繰り返し、現在の場所になったのは1532~1555年と言われています。

本堂から奥に進むと庭園があります。
あまり参拝客がいなかったせいか、落ち着いた雰囲気で庭園を楽しむことが出来ました。

また座って庭園を観賞できるスペースもあり、ゆっくりとした時間を過ごせます。

本堂の前辺りに『松虫姫・鈴虫姫 供養塔』と書かれた案内がありましたので、行ってみました。

緩やかな登り坂を登ると

松虫姫・鈴虫姫の供養塔があります。
松虫姫・鈴虫姫とは後鳥羽上皇の女官で、出家をしようと鹿ヶ谷の念仏道場にやってきました。
先程の住蓮と安楽は最初反対していましたが、両姫の熱い意志を持っていることに気づき出家を認めました。

しかし出家をしたことを知った後鳥羽上皇は、激怒し住蓮と安楽を斬首の刑に処しました。
その頃松虫姫と鈴虫姫は粉河寺(和歌山県紀の川市)に逃れていましたが、住蓮と安楽が処されたことを知りこの鹿ヶ谷で自害しました。

その両姫を供養するために建てられたのがこの供養塔です。

最後までご覧いただきありがとうございます!

<まとめ>
○アクセス
京都市バス『上宮ノ前町』バス停
⇒徒歩約10分

○拝観時間
通常非公開
※春の特別拝観 10:00~17:00

○拝観日
2025年3月26日

○拝観料
500円

○札所
なし

○駐車場
なし(近くのコインパーキングを使用)

※2025年3月26日現在