今回は京都市左京区にある貴船神社です。
水の神様である高龗神(たかおかみのかみ)で祀り、貴船神社の総本社となっています。

貴船神社の最寄り駅は叡山電鉄鞍馬線の貴船口駅です。

大阪方面からだとまず京阪電鉄に乗り
淀屋橋駅⇒特急で約55分⇒出町柳駅

京阪の出町柳駅から地上に上がり、叡山電鉄に乗り換えます。
出町柳駅⇒約30分⇒貴船口駅

貴船口駅からは『33番 貴船』行きに乗り、終点の『貴船』バス停で降ります。
約5分で到着し、ICカードが利用できます。

しかし鞍馬寺の本殿金堂から奥の院まで参った場合は、そのまま鞍馬駅まで戻らずに貴船神社を目指すことが出来ます。

奥の院からの山道は一本ですが、ほぼ下り坂が続きます。
石段などは整備されていますが、慎重に降りて行ってください。

山道が終わる所に鞍馬山に入る西門があります。
出る時には不要ですが、こちらから入山する場合はこちらで愛山費300円を払います。

西門から出ると右に曲がり、貴船神社を目指します。
この道にはたくさんのお食事処やお土産屋さんがあります。

西門からは5分ぐらい、鞍馬寺の奥の院からは20分ぐらいで貴船神社に到着します。
こちらの鳥居は二の鳥居で、一の鳥居は貴船口駅の辺りにあるそうです。

貴船神社というとこの燈籠が立ち並ぶのを思い浮かべるかも知れません。
フォトジェニックなスポットになっていて、多くの参拝者がここでカメラを構えていました。

参道の左右には絶えることなく、寄進された燈籠が並んでいます。

燈籠の並ぶ参道の最後には南門があります。

南門をくぐって左を見ると

貴船神社の拝殿があります。
主祭神として水神の高龗神を祀ります。

兵庫県尼崎市の貴布祢神社もこの貴船神社から高龗神を勧請しましたが、日本各地にある貴船神社・貴布祢神社が『きぶね』と濁るのに対し、総本社の貴船神社は『きふね』と濁らない読み方になります。
これは水の神様なので、水が『濁る』というのは良くないということで、『きふねじんじゃ』と呼びます。

玉依姫命が黄色い船に乗り、この地に高龗神を祀ったのが貴船神社の始まりとされています。
『黄船』が『貴船』に転じたり、気の生まれる根源から『気生根(きぶね)』⇒『貴船(きふね)』になったともされています。

こちらが貴船神社の御朱印です。
拝殿の向かいで授与していただけます。

そして拝殿と授与所の間には貴船山から湧き出る水が流れていて

水占みくじが出来ます。
多くのカップルが訪れ、恋愛成就などを願い水占みくじを引いていました。

境内には御神木の桂の木がありました。
樹齢数百年は超えているそうです。

桂の木の近くには小さな石庭がありました。
重森三玲により作られました。

御神木と石庭の反対側に黒い馬と白い馬の像があり、絵馬発祥の地となっています。

かつて雨乞いの時は黒馬を、晴乞いの時は白馬を神様に奉納していましたが、実際の馬を奉納するのは大変だという事で馬を描いて奉納したのが絵馬の始まりです。
特に貴船神社は水神を祀るので、雨に関してもその効果があるとされていました。

この絵馬発祥の地の向かいには龍船閣があります。
参拝者が休憩できるようになっています。

ここからは紅葉を眺めることができ、向かいを流れている貴船川のせせらぎに耳を澄ませることが出来ます。

龍船閣の辺りから貴船神社の奥の宮に行くことが出来ます。

貴船神社から左に出て、貴船川を上流の方に進みます。

貴船神社から5分ぐらいの所に貴船神社の結社(中宮)があります。

こちらが貴船神社・結社の拝殿と本殿です。
磐長姫命を祀っているので、縁結びの神様として厚い信仰を集めています。

拝殿の右側には天乃磐船があります。
よく見ると一つの大きな岩から出来ています!

さらに奥には和泉式部が詠んだ歌が石碑となって残されています。

 もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞみる

藤原保昌を思って和泉式部が詠んだ歌で、離れ離れになった夫を思い貴船川に蛍が飛ぶさまを見て詠んだそうです。
せめて魂だけでも空を飛んで、夫のもとへ飛んでいけたら…という情熱に満ち溢れた歌です。
そこから縁結びの神社として知られ、多くの参拝者が訪れます。

この結社の辺りにある貴船川にはハート形にランプが並んでいて、飲食が出来るようになっていました。
山の中でヒンヤリしていたので、誰もいませんでしたが…(笑)

ここからさらに上流へ5分進んだところにあるのが貴船神社の奥の宮ですが、その手前にあるのが相生の杉です。
樹齢は1000年を超え二本の杉が根元で一つになっているので、夫婦のようになっているとされる縁起の良い杉の木です。

こちらが奥の宮の入り口となる鳥居です。

一直線に伸びる参道を進んでいくと

こちらが奥の宮への入り口となっている神門です。

境内に入ってみるとこの日は『貴船手作り市』が行なわれていました。
ハンドメイドの雑貨や屋台が並んでいて、いい匂いがしていました(笑)

こちらが貴船神社奥の宮の拝殿と本殿です。
もともと貴船神社が出来たのは、この奥の宮の地とされています。
主祭神に高龗神と闇龗神を祀ります。

拝殿の右側には社殿の建て替えなどの際に使用する権地があります。

そして権地の反対側にあるのが御船形石と呼ばれる船のような形をした岩です。
玉依姫命がこの地で高龗神を祀る時に乗ってきた黄色い船がこの岩の中にあるそうです。

貴船神社は本宮・結社(中宮)・奥の宮を参拝するのが正式とされ、三社詣と言います。

ちなみに京の夏の風物詩として有名な川床ですが、この貴船川の中に数か所立っている杭の上に床を敷き、夏だけの座敷を設けます。
水の澄んでいる貴船川の上にある座敷で料理を食べると、夏の暑さを一瞬忘れることが出来るでしょう!…行ったことはありませんが(笑)

最後までご覧いただきありがとうございます!

<まとめ>
〇アクセス
京都バス『貴船』バス停
⇒徒歩約5分

〇拝観時間
6:00~20:00(5~11月)
6:00~18:00(12~4月)

〇拝観日
2021年11月13日

〇拝観料
なし

〇札所
神仏霊場巡拝の道 第104番(京都24番)

〇駐車場
あり(2時間800円)

※2021年11月13日現在