今回は和歌山県海南市にある藤白神社です。
鈴木性発祥の地とされ、熊野詣りの一の鳥居(熊野の入り口)とされています。

藤白神社の最寄り駅はJRきのくに線の海南駅です。
大阪方面からだと
大阪駅⇒紀州路快速で約90分⇒和歌山駅
和歌山駅でJRきのくに線に乗り換え
和歌山駅⇒普通で約15分⇒海南駅
海南駅では西出口から藤白神社を目指します。


西出口を出るとバスやタクシーのロータリーがありますが、JRきのくに線の高架に沿って進みます。

高架沿いを20分ぐらい歩くと突き当たりに差し掛かります。
ここを左に曲がり、JRの線路をくぐります。

JRの線路をくぐってすぐ右側に藤白神社の看板がありますので、この横にある石段を登ります。

石段を登ると一の鳥居があり

二の鳥居をくぐると藤白神社の境内に入ります。

二の鳥居をくぐると正面に見えるのが藤白神社の中門です。

中門の左側には早くもひな人形が飾られていました!
ちなみに御朱印などの受付はこの向かい側で行なっています。

中門をくぐると藤白神社の拝殿があります。
藤白神社の創建は景行天皇5年(西暦75年頃)とされています。
その後、斉明天皇が牟婁の湯に行幸される時に祠を建てられたと伝えられています。
主祭神は饒速日命を祀り
その他にも
・天照大御神
・熊野坐神
・熊野速玉神
・熊野夫須美神
・祓戸大神
を祀ります。
平安時代の終わりには熊野から移り住んだ鈴木氏が、全国に熊野信仰を流布する拠点としました。
そのため熊野九十九王子の中でも別格とされた五体王子の中も藤白王子として栄えました。
熊野一の鳥居(熊野の入り口)とされ、熊野詣の要所として重要な拠点となりました。
明治時代になると神仏分離令、廃仏毀釈の影響で多くの仏像などは破壊されましたが、藤白神社にあった木造熊野三所権現本地仏坐像は被害を免れました。
それほどまでに藤白神社は熊野詣の要所として、大切に保護されてきました。
また藤白鈴木氏が歴代の神職を務めてきたことから、鈴木性発祥の地とされています。
鈴木屋敷は全国の鈴木性の総本家とされ、藤白神社の境内とあわせて国の史跡に指定されています。

拝殿に向かって右側にあるのは藤白王子権現本堂です。
明治時代の廃仏毀釈の中で破壊を免れた木造熊野三所権現本地仏坐像が祀られています。
・木造阿弥陀如来坐像 – 家都美御子大神の本地仏
・木造薬師如来坐像 – 熊野速玉大神の本地仏
・木造千手観音坐像 – 熊野夫須美大神の本地仏
その他に木造十一面観音立像や毘沙門天、不動明王三尊像が祀られています。


この藤白王子権現本堂の前には鳥居があり、その先には熊野参詣道のひとつである藤白坂(藤白神社~藤代塔下王子跡)への入口となっています。

また藤白坂の入口を反対側には大きなクスノキがあり

子守楠神社として祀られています。
明治・大正・昭和を生き抜いた生物学者・博物学者である南方熊楠は、この子守楠神社から『熊』『楠』の文字を授かりました。
南方熊楠の思い出や日記などで度々登場するほど、熊楠の人生において藤白神社のクスノキは影響力があります。
最後までご覧いただきありがとうございます!
<まとめ>
○アクセス
JRきのくに線 海南駅
⇒徒歩約20分
○拝観時間
自由
※御朱印などの受付は9:00~17:00
○拝観日
2026年1月28日
○拝観料
なし
○札所
神仏霊場巡拝の道 第7番(和歌山7番)
○駐車場
あり(無料)
※2026年1月28日現在