今回は京都市上京区にある石像寺です。
地元では『釘抜地蔵』の愛称で親しまれています。

石像寺の最寄りは京都市バスの『千本上立売』のバス停です。

JR・近鉄・京都市営地下鉄 京都駅 A3のりばから
6番・206番系統⇒『千本上立売』

阪急 京都河原町駅(四条河原町) A・Dのりばから
46番・59番系統⇒『千本上立売』

京阪 祇園四条駅(四条京阪前) A・Cのりばから
59番系統⇒『千本上立売』

『千本上立売』のバス停を降りると、少し戻った所にある横断歩道を渡り車の流れと逆に進みます。

しばらく歩くと右側に石像寺があります。
『千本上立売』のバス停からは5分ぐらいで到着します。

山門をくぐると左側に大きな釘抜きがあります。

参道を進むと中門に到着します。
赤い提灯には『釘抜地蔵尊』と書かれています。

中門には新型コロナのことでしょうか?
『病魔退散』と『苦悩消滅』と書かれていました。
どうやら石像寺は『苦悩』というのが、キーワードになりそうな感じです。

中門をくぐり見えるのが、石像寺の本堂です。

石像寺は819年に空海により創建されました。
ご本尊は空海が唐から持ち帰った石に自ら彫った地蔵菩薩(釘抜地蔵)で、釘抜地蔵の伝説が残されています。

かつて紀ノ国屋道林という商人がいましたがこの人は両手にひどい痛みを持ち、どんな治療をしても効き目はありませんでした。
そこでこの石像寺を7日間毎日訪れ、願掛けを行ないました。
満願の日の夢に地蔵菩薩が現れ「その両手の原因は(道林が)前世において人を恨んでいたため、呪いの人形を作ってその手に八寸釘を打ち込んだことにある」と告げました。
道林は夢から覚めると両手の痛みは消え、石像寺を訪れると地蔵菩薩の前には血に染まった二本の八寸釘が置かれていました。

この伝説から石像寺の地蔵菩薩は苦しみや苦悩を抜き取るというところから苦抜地蔵(くぬきじぞう)と呼ばれていました。
いつしかそれが訛り釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)と呼ばれ、親しまれるようになりました。

そのため境内の至る所に、釘抜のモニュメントがたくさん納められています。
釘抜といっても現在よく使われているバールのようなものではなく、やっとこのような物です。

こちらは本堂の裏側ですが、本堂の壁一面に八寸釘と釘抜が貼り付けられた『御礼絵馬』が奉納されています。
先程『苦悩』がキーワードになると申しましたが、苦しみや苦悩から解放された御礼にこれだけ多くの方々が御礼絵馬を奉納するほど厚い信仰を集めています。

御礼絵馬の実物はこのような物です。
恐らく本堂の壁面では足りないほど奉納されているのではないかと思うほどでした。

ちなみにこの石像寺の正式な参拝方法は、この本堂を時計回りに数え年の回数を巡るのだそうです。

本堂の地蔵菩薩以外にも境内にはお地蔵さんが安置されていました。
また色鮮やかな青紅葉も楽しむことが出来ました。

最後までご覧いただきありがとうございます!

<まとめ>
○アクセス
京都市バス『千本上立売』バス停
⇒徒歩約5分

○拝観時間
8:00~16:30

○拝観日
2024年5月5日

○拝観料
なし

○札所
なし

○駐車場
なし

※2024年5月5日現在