今回は京都府京田辺市にある一休寺です。
あの一休さんが中興したお寺です。

一休寺の最寄り駅は近鉄京都線の新田辺駅です。

京都方面からだと
(近鉄)京都駅⇒急行で約25分⇒新田辺駅

新田辺駅では西出口から一休寺を目指しますが、駅から出てすぐの所に一休さんの像があります。

新田辺駅からしばらく歩くと

JR学研都市線の京田辺駅があります。(画像は西出口)

大阪方面からだと
京橋駅⇒快速で約40分⇒京田辺駅

西出口にあるロータリーを越えまっすぐ進みます。

突き当たりに一休寺の案内があります。

途中に棚倉孫神社があります。
この辺りから道が狭くなりますので、通行にはご注意ください!

棚倉孫神社から最初の信号を左へ曲がります。

ここから一休寺までは『一休とんちロード』と呼ばれ、電信柱には一休さんにまつわるエピソードが描かれた看板があります。
虎の屏風のお話はとても有名ですね!

大通りを越えると一休さんが出迎えてくれます。
一休さんというとアニメの影響で丸坊主でかわいらしいイメージがありますが、昔から伝わる絵などからはこのような風貌だったとされています。

こちらが一休寺の総門です。
近鉄の新田辺駅からは25分ぐらい、JRの京田辺駅からは20分ぐらいで到着します。

一休寺は通称で、正式名称は酬恩庵(しゅうおんあん)と言います。

総門をくぐり、境内の奥へと進みます。
この奥に拝観受付があります。

拝観受付の辺りに三本の杉の木がそびえ立っています。
一説では一休さんが植えた杉の木とされていましたが、1961年に室戸台風で倒壊したため現在の杉の木は二代目ということになります。

拝観受付を終えて順路を進むと、最初に見えるのが一休禅師の墓所です。
現在は宮内庁の管轄になっていて、一般の参拝者は中を見ることは出来ません。

さらに奥に進むと

庫裏があります。
庫裏と方丈は繋がっており

方丈の南庭を見ることが出来ます。
枯山水の庭園にはソテツの木もあり、静けさと荒々しさが調和されています。

こちらは北庭です。
平面的な印象の南庭と比べ、北庭は岩などが立ち並び対照的な印象です。
いずれのお庭もよく手入れされていました!

これらの庭園は国指定の名勝となっています。

さらに境内の奥には

一休寺の本堂があります。

一休寺の創建は1288~1293年の正応年間に大応国師が開いた妙勝寺が一休寺の前身です。
その後、兵火に遭い荒廃していたところ1456年に一休宗純が中興し酬恩庵と名前を付けました。
一休宗純は1481年に88歳で亡くなるまでこの一休寺で過ごし、ここで眠っています。

仏殿とも呼ばれる本堂は足利義教により建てられた仏殿で、釈迦如来坐像を祀ります。

本堂から奥に行くと開山堂があります。
1912年に再建されましたが、かつての様式を残したものとなっています。

一休寺の前身である妙勝寺を開山した大応国師の木像が安置されています。
これは一休宗純が再興した際に安置されたもので、63歳の頃に作られたものとされています。

最後までご覧いただきありがとうございます!

<まとめ>
〇アクセス
近鉄京都線 新田辺駅(B16)
⇒徒歩約25分

JR学研都市線 京田辺駅(JR-H24)
⇒徒歩約20分

〇拝観時間
9:00~17:00

〇拝観日
2023年9月2日

〇拝観料
大人・大学生 500円
高校生 400円
中学生 300円
小学生 200円

〇駐車場
あり(普通車300円)

※2023年9月2日現在